血液クレンジングの効果とデメリットを考えたら、献血する方がいいと思う。

ヘルスケア

血液クレンジング効果デメリットを考えたら、献血する方がいいと思う。」

です。

美容目的で血液クレンジングを実施しているクリニックの掲載情報や、血液について調べた結果をまとめました。

結果的に血液クレンジングに否定的な内容になってしまい、ネガティブキャンペーンになるため、私が参考にしたクリニックの参照リンクを貼る事は控えます。

あくまで、個人的に知りたいという欲求が沸いたので調べただけで、特定のクリニックの運営を妨害したい訳ではありません。

ふくろう
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この記事が血液クレンジングをやろうかどうか検討している方の参考になれば幸いです。

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 血液クレンジングとは?

血液クレンジングの正式名称は「大量自家血オゾン療法」と言います。

ドイツで開発されたらしく、ヨーロッパでは一般的に普及しているらしいです。

その後、アメリカに普及したらしく、日本ではこれから普及していくだろうと、血液クレンジングを実施しているクリニックを運営する一部の医師達に言われています。

 血液クレンジングの方法

  1. 自分の血液を100~200㏄抜き取ります。
  2. 抜き取った血液に医療用オゾン(化学式:O3)を混入します。
  3. 医療用オゾンを注入した血液を体に戻します。

血液クレンジングの効果と原理

原理

抜き取った血液に医療用オゾンを混入すると鮮明な赤色になります。赤くなるのは酸素がヘモグロビンと結合するためです。

これは、肺が静脈血(酸素が少なく赤黒い血液)から二酸化炭素を取り出して、酸素とガス交換したあと動脈血(酸素が多く鮮明な赤色の血液)にするのと似ています。

ここまでは、見た目以外の意味はありません。ここから先が重要です。

オゾンが血液と接触すると、前期反応として活性酸素種(ROS=Reactive oxygen species)が、後期反応として過酸化脂質代謝物(LOP=Lipid oxidation prodacts)を発生します。この活性酸素種と過酸化脂質代謝物の2つが、血液クレンジングの主な作用機序となります。

効果

このROSとLOPが血液中の赤血球、白血球、血小板に働きかける事で機能強化されるらしいです。

赤血球の機能強化=酸素運搬能力が向上し冷え性や肩こりが改善する。
白血球の機能強化=免疫力がアップする。
血小板の機能強化=血液をサラサラにする。

これらが本当なら嬉しいですね。さらに、

細胞を活性化し、細胞内ATP上昇、抗酸化力上昇によるアンチエイジング効果!

と、血液クレンジングを実施しているクリニックにより謳われています。

 血液クレンジングの所要時間

1回あたり20~30分程度。

 血液クレンジングの費用

美容目的のオゾン療法は保険適用外になり、100%個人負担での支払いになります。

1回あたり10,000円~20,000円くらいが相場です。(2019年10月時点)

そして、「1回では効果は出ないから継続してやってね」というクリニックが殆どです。

月に2回実施したら20,000円~40,000円かかる計算です。

 血液クレンジングのデメリット

  1. 上記のとおり保険がきかないので高い費用がかかる。
  2. 血液を一旦体の外に出して、また戻すので感染症のリスクがある。
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 血液クレンジングの必要性

ネットで調べると、「血液クレンジングはまったく効果がない。実証データがない。」と主張する医師もいます。

私もかなり検索しましたが、効果・効能をデータで立証している権威あるサイトは見つけられませんでした。

そもそも人間にとって「血液クレンジング」は必要なのでしょうか?血液について調べました。

血液は骨髄でつくられ毎日更新されている

血液の成分は血球(赤血球、白血球、血小板)45%、血漿(けっしょう)55%で構成されています。

【血球の働き】
赤血球:肺で酸素を取り込み各組織へ運ぶ。寿命は約120日。
白血球:細菌その他の異物を捕食する。
血小板:血管の損傷部に血栓をつくり止血する。
【血漿の働き】
組織呼吸の結果できた炭酸ガスを肺へ運ぶ。栄養成分を体内の各組織へ運ぶ。各組織の代謝老廃物を腎臓へ運ぶ。

血液は骨の内部にある骨髄で製造されており、骨髄では赤血球は約2,000億個、白血球は約1,000億個、血小板は約1億個が毎日作られています。

血液を抜いた場合、どのくらいの期間で回復するか?

血を抜くなら無料で安全な献血ですよね。

人間の血液の量は、体重の約13分の1と言われています。血液の量の12%を献血していただいても医学的には問題がなく、皆さまにお願いしております献血の量は安全なものですので、ご安心ください。

また、献血後の血液の「量」は、水分を摂取することにより短時間で回復します。血液の「成分」が回復する速さは、その成分によって異なります。

回復する速さには個人差がありますが、目安として、血漿成分は約2日、血小板成分が約4~5日、赤血球は約2~3週間で回復します。

参考文献:日本赤十字社ホームページ

抜いた血が回復するという事は、新しい血を骨髄で製造するということです。

血液中の成分毎に徐々に回復するイメージですが、一番遅い血小板の回復を基準に約2~3週間で新しい血の製造が追いつきます。

1回の献血で抜く血液の量は性別や体重によって基準が異なりますが、最も少ない量で200ccです。

たまたまですが血液クレンジングで抜いて戻す血の量と差がありません。

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まとめ。献血した方が良さそう

権威あるサイトから有用なエビデンスを見つける事ができなかったので、残念ながら、美容のための効果・効能については相当怪しい、というのが結論です。

ネットでいくら調べても、インスタに投稿したいから「やりました(自慢)」という芸能人か、血液クレンジングで商売したいクリニックばかりでした。

そんな血液クレンジングの1回の費用が10,000円~20,000円もかかり、継続しないと(あると言われている)効果が見込めません。

だったら、放っておいても骨髄で毎日血液を更新してくれているけど、さらに献血して強制的に新しい血を約2~3週間かけて入れ替える方が経済的です。←無料!

しかも人の役に立つ!
ふくろう
ふくろう

どうしても血液クレンジングに興味がある方は、ビタミン系のサプリメントと同じ気休め程度にやるべきかな~と思います。


最後に

クリニックによっては、医療用オゾン注入後に血液が鮮明な赤色になった「だけ」の写真をつけて、

「血が浄化された」

「浄化された血を体内に戻すからアンチエイジングに効く」

という稚拙な表現のサイトもありました。こういういい加減な説明を載せるクリニックは特に注意が必要です。

静脈血(赤黒い血液)をガス交換して動脈血(鮮明な赤色)にする事は肺が常時やってくれています。

これを血の浄化と呼ぶのなら、そもそも血液クレンジングなんか必要ありません。

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